平割竹の防虫処理と乾燥|京都・竹定商店の工房から

/井上 定治

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京都の竹定商店の工房では、防虫処理を終えた平割竹を乾燥させています。

束ねた竹を広げ、立てて並べた工房の風景。近くで見ると、竹の表と裏の質感や、一本ごとに異なる色合い、節の形がよく分かります。

今回は、製品になる前の平割竹の姿をご紹介します。

◼️平割竹とは

平割竹は、丸い竹を縦に割り、幅や厚みを整えた竹材です。竹の表皮や節の表情を生かせることが特徴で、竹定商店では平割竹を用いたパネルなど、建築・内装向けの製品を製作しています。

並べたときに生まれる節のリズムや、自然な色の違いも、天然の竹ならではの魅力です。

◼️防虫処理を終えた竹を乾燥させる

写真の平割竹は、防虫処理を施した後の乾燥工程にあります。

束の上下を広げるように立てた姿は、少し特徴的です。竹と竹の間に空間ができ、それぞれの表面が空気に触れるようになっています。

加工して形を整えるだけでなく、処理を施し、乾燥させる。こうした工程を重ねながら、製品に使う竹材を準備していきます。

◼️完成品になる前にも、竹の表情がある

完成したパネルでは、主に竹の表皮が目に入ります。一方、乾燥中の工房では、普段は見えにくい竹の裏側や断面も見ることができます。

内側に残る節の形、細く伸びる繊維、淡い色合い。同じように加工された平割竹でも、一本ずつ眺めると違いがあります。

整然と仕上がった製品とはまた違う、素材の姿が見える工程です。

◼️竹材を製品に仕上げるまで

竹定商店のものづくりには、竹を割る、削る、組み立てるといった作業に加え、今回のような防虫処理や乾燥の工程もあります。

手を動かして加工する時間と、素材が乾くのを待つ時間。その両方を経て、竹材は製品へと姿を変えていきます。

京都の工房から、これからも竹材の加工風景や、完成品の背景にある仕事をご紹介していきます。

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