染煤竹のひしぎパネルを製作しました|建築・内装に生きる竹の伝統技法

/井上 定治

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このたび、染煤竹(そめすすだけ)を使用したひしぎパネルを製作しました。
今回は東京の店舗空間にてご採用いただいております。
ひしぎ加工とは、専用の道具を用いて竹の裏面を叩き割り、竹をシート状に加工する伝統技法です。竹の繊維に沿って割ることで、しなやかさと独特の表情が生まれ、古くから町屋のアプローチや内装壁などに用いられてきました。
しかし、従来のひしぎ加工は、加工した竹をそのまま壁面に取り付ける必要があり、施工中にバラけやすく、高い施工技術と手間を要するものでした。
竹定商店のひしぎパネルは、こうした課題を解消するため、
あらかじめひしぎ加工した竹をベニア板に貼り付けたパネル仕様としています。
これにより、現場では一般的な内装パネルと同様の施工が可能となり、建築・店舗内装においても扱いやすい竹素材としてご提案しています。
今回使用している染煤竹は、150年以上燻されて飴色へと変化した本煤竹を意匠的に再現した素材です。深みのある落ち着いた色合いが特徴で、空間全体に上質さと静けさをもたらします。照明との相性も良く、店舗内装やホテル、住宅のアクセントウォールとしても高い評価をいただいています。伝統的な竹の表情を活かしながら、現代建築・内装に適応させたひしぎパネル。
素材感を大切にした空間づくりをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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