特注仕様の西山垣を製作しました|竹を活かした建築・エクステリアのための竹垣

/井上 定治

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このたび、特注仕様の西山垣を製作させていただきました。
西山垣は、図面竹と黒竹を組み合わせた袖垣で、主に目隠しを目的としたエクステリア用の竹垣です。

和の趣を持ちながらも、素材の組み合わせや納まり次第で、現代建築にも自然に馴染むのが特徴です。

建築と調和する竹垣デザイン
今回の西山垣では、明るい色味の晒竹と、引き締まった印象の黒竹を組み合わせることで、コントラストの効いた表情に仕上げました。

単なる装飾としての竹垣ではなく、建築の一部として成立するエクステリアを意識し、全体のバランスやプロポーションにも配慮しています。

特に袖垣は、視線を柔らかく遮りながらも閉塞感を与えにくく、住宅や店舗、宿泊施設など、さまざまな建築用途で重宝されます。

職人の手仕事による特注製作
竹定商店では、一本一本の竹の個体差を見極めながら、寸法調整・結束・仕上げまでを手作業で行っています。

工場内では、仮組みを行いながら納まりを確認し、最終的な仕上がりを想定したうえで製作を進めます。こうした工程を踏むことで、現場での施工性と完成時の美しさを両立させています。

竹を使った建築・エクステリアをご検討の方へ
竹垣は、単なる外構要素ではなく、建築全体の印象を左右する重要なエクステリア素材です。
既製品では対応が難しい寸法やデザインについても、特注対応が可能ですので、設計段階からお気軽にご相談ください。
竹という自然素材を、現代の建築やエクステリアにどう落とし込むか。
私たちは、素材理解と職人技術を活かしながら、一つひとつ丁寧に形にしていきます。

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