整った和の空間をつくる竹建築のインテリア設計

/竹定商店スタッフ

和の空間を上質に見せるために大切なのは、派手な装飾を加えることではありません。

空間全体が整っていて、落ち着いた雰囲気があること。その積み重ねが「高級感」として伝わります。

竹建築は、そうした和の空間づくりに取り入れやすい素材です。

主張しすぎず、空間に自然になじみながら、きちんと印象を残してくれます。

この記事では、竹建材を使って、どのように和の高級感を演出できるのかを紹介します。

竹建築がつくる「整った印象」

竹建築の魅力は、空間をすっきりと見せやすい点にあります。

細かな線や規則的な並びを持つため、視覚的にまとまりが生まれやすく、空間に落ち着きを与えます。

格子や縦方向のパネルとして使うと、空間の流れが自然に整い、雑然とした印象を抑えることができます。

こうした「整って見える状態」が、結果として高級感につながっていきます。

和の空間では、何かを強く主張するよりも、全体のバランスが取れていることが大切です。

竹建築は、そのバランスを取りやすい素材です。

平割竹のラインが美しい客室

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和モダン空間との相性の良さ

現代の店舗や施設では、伝統的な和風ではなく、現代的な要素を取り入れた和モダン空間が多く見られます。

竹建築は、こうした空間とも違和感なく馴染みます。

全体をシックなトーンでまとめることで、竹の素材感や立体感がより引き立ちます。

色や素材を増やしすぎず、シンプルな構成にすることで、洗練された和の高級感を演出できます。

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空間ごとに考える、竹建築の素材の使いどころ

住宅・客室

住宅や客室では、竹建材をアクセントとして使う方法が効果的です。

床の間まわりや壁の一部、天井のデザインなどに取り入れることで、落ち着いた印象をつくることができます。

生活感が出やすい空間でも、竹建材を使うことで、空間全体が引き締まり、静かな雰囲気に整います

店舗・宿泊施設

店舗や宿泊施設では、訪れた人の印象に残る空間づくりが求められます。

竹建材は背景として使いやすく、商品や人を引き立てながら、空間の世界観を支えてくれます。

受付の背面や通路の壁、個室の仕切りなど、目に入りやすい場所に取り入れることで、自然と記憶に残る空間になります。

竹のパーティションのある空間

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照明との組み合わせで完成する空間

竹建築のインテリアでは、照明計画も重要な要素です。

やわらかな光を当てることで、素材の表情に陰影が生まれ、空間に奥行きが加わります。

明るさを抑えた間接照明と組み合わせることで、落ち着いた雰囲気が生まれ、和の高級感がより引き立ちます。

時間帯によって印象が変わる点も、空間の魅力のひとつです。

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まとめ:竹建築で、落ち着きのある上質なインテリア空間へ

竹建築は、目立たせるための素材ではなく、空間を整え、雰囲気を高めるための素材です。

派手な装飾を加えなくても、配置や組み合わせを工夫することで、和の高級感を自然に演出できます。

派手さを抑えながら、きちんとした印象を持たせたい。

そんな和のインテリア設計において、竹建築は空間の質を高める選択肢のひとつになります。

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