竹林で胡麻竹を回収|京銘竹の魅力と用途について

/井上 定治
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今回は、竹林にて胡麻竹(ごまだけ)の回収を行いました。
写真は実際の竹林での作業風景です。
◼️胡麻竹とは?
胡麻竹とは、竹が立っている状態のうちに、枝や先端を事前に切り落とし、人工的に枯らした竹のことを指します。
この工程により、竹の表面には胡麻粒のような独特の斑点模様が現れます。
この意匠性の高さから、胡麻竹は京銘竹の一つとして古くから重宝されてきました。
◼️胡麻竹の特徴|自然が生み出す唯一無二の表情
一見すると「枯れた竹」のように見えますが、実際にはそこに美しさがあります。
•自然な経年変化によるランダムな斑点模様
•一本ごとに異なる個体差(唯一性)
•火で炙ることで現れる深みのある飴色の発色
特に炙り仕上げを施すことで、表情が一層引き締まり、
空間に高級感と奥行きを与える素材へと変化します。
◼️胡麻竹の用途|内装から外構まで幅広く対応
胡麻竹はその意匠性と耐久性から、さまざまな用途で採用されています。
•ホテルや飲食店の内装材(壁面・天井・什器)
•和モダン空間のアクセント材
•犬矢来や建仁寺垣
特に近年では、自然素材×現代デザインの文脈で、
設計事務所やデザイナーからの採用が増えています。
◼️竹林から素材へ|竹定商店の取り組み
竹定商店では、自社で竹林を管理し、
伐採・選別・加工まで一貫して行う体制を整えています。
胡麻竹のように、素材の段階で品質が決まる竹は、
竹林での管理・加工タイミングが非常に重要です。
今回のように現地で一本一本確認しながら回収することで、
空間に適した最適な竹材をご提案しています。
◼️まとめ|胡麻竹は“素材そのものがデザイン”
胡麻竹は、人工的に作り出しながらも、
最終的な表情は自然に委ねられる素材です。
そのため、同じものが二つと存在しないという価値を持ち、
空間に唯一無二の存在感を与えます。
内装・外構問わず、素材で差別化したいプロジェクトにおいて、
非常に有効な選択肢の一つです。

 

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