青竹の枝折戸を制作しました|手仕事で仕上げる竹の扉

/井上 定治
IMG 9004(大) IMG 9002(大)今回は、青竹を使用した枝折戸(しおりど)を制作しました。

枝折戸は竹垣とは異なり、庭や露地の出入口に設ける「竹の扉」として使われる伝統的な建具です。
◼️枝折戸とは|竹でつくる軽やかな扉
枝折戸は、主に和風庭園や茶庭で使われるシンプルな扉で、
•軽量で扱いやすい
•視線をやわらかく遮る
•空間に抜け感を生む
といった特徴があります。
門扉のような重厚さではなく、「仕切りながらも開かれた印象」をつくる建具です。
◼️制作のポイント|菱形編みと手結びの美しさ
枝折戸は、細く割った青竹を斜めに編み込んだ菱形模様が特徴です。
■ ディテール
•交点はすべて黒シュロ縄で手結び
•均一なピッチで整えることで、端正な表情に
•竹の幅・厚みを揃え、精度の高い仕上がりに
一つひとつの結束を手作業で行うことで、
既製品にはない緊張感のある美しい面に仕上がります。
◼️青竹ならではの魅力|時間とともに変化する素材
青竹を使うことで、設置直後は鮮やかな緑が空間のアクセントになります。
その後、
•徐々に色が抜けて落ち着いた飴色へ変化
•周囲の景観に自然に馴染む
•経年変化を楽しめる素材
として、長く使うほど味わいが深まります。
◼️枝折戸の用途|外構・庭・店舗に最適
枝折戸は以下のような場面で活用されています。
•茶庭・露地の入口
•和風住宅の外構
•飲食店・旅館のアプローチ
•空間のゆるやかな仕切り
竹ならではの軽やかさが、空間に奥行きと品の良さを与えます。
◼️まとめ|竹の扉は細部の精度が仕上がりを左右します
枝折戸はシンプルな構造ですが、
•編みの精度
•結束の強さ
•全体のバランス
によって印象が大きく変わる、非常に繊細な建具です。
竹定商店では、用途や設置環境に合わせた特注の枝折戸制作にも対応しております。
和の外構や竹を使った空間づくりをご検討の際は、ぜひご相談ください。

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