青竹の光悦寺垣を製作しました|伝統意匠の竹垣を現代空間へ

/井上 定治

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このたび、青竹を用いた光悦寺垣(こうえつじがき)を製作いたしました。
光悦寺垣は、京都・光悦寺に見られる意匠をもとにした格式ある竹垣の一種で、斜め格子と弓なりの笠木が特徴的な、優美でリズム感のあるデザインです。

使用したのは、瑞々しい色合いが美しい京都産の青竹。節の位置や太さを揃え、割竹の角度や間隔を細かく調整しながら、伝統技法に則って一本一本丁寧に組み上げています。結束には銅線と棕櫚縄を用い、構造強度と意匠性の両立を図りました。

光悦寺垣は、単なる目隠しとしてのエクステリア用竹垣ではなく、庭園や建築空間の「景」として成立する意匠性の高い竹工作です。和風建築はもちろん、旅館・料亭・ホテル・現代建築の外構デザインにおいても、自然素材ならではの柔らかさと品格を演出します。

青竹は経年とともに飴色へと変化し、時間の経過とともに表情を深めていく素材です。完成した瞬間がゴールではなく、風雨や光を受けながら育っていく「生きた建材」であることも、竹垣ならではの魅力と言えるでしょう。

竹定商店では、光悦寺垣をはじめ、建仁寺垣、御簾垣、四ツ目垣など、各種伝統意匠の竹垣製作を設計者・施工者の皆様と協働しながら一点一点オーダーメイドで製作しております。
和風庭園から現代建築まで、空間に最適な竹垣のご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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