染黒竹の平割パネルを製作しました|幅8mmの特別仕様で繊細な表情を実現

/井上 定治

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京都市内の店舗にて、染黒竹の平割パネルを製作いたしました。
今回のパネルは、店舗の腰壁装飾としてご採用いただきます。

通常の約1/5サイズ——幅8mmの特別仕様
通常の平割パネルでは、幅37.5mmの平割竹を使用しますが、
今回はお客様のデザイン要望に合わせ、幅わずか8mmの特別仕様で製作しました。
この極細の竹を1本ずつ丁寧に選別し、
精密な間隔で貼り合わせることで、
まるで織物のような繊細な陰影とリズム感のある表情が生まれます。
細部にまでこだわったこの仕様は、
職人の手仕事と技術力があってこそ実現できる、
まさに一点ものの竹パネルです。

染黒竹の深みと艶が際立つ仕上がり
染黒竹は、竹本来の質感を活かしながら、
深く落ち着いた黒に染め上げた竹材です。
照明を受ける角度によって、やわらかな光沢が浮かび上がり、
空間全体を引き締める上質な存在感を放ちます。
8mm幅というミニマルな構成が、
竹の細やかな表情を際立たせ、
モダンな内装デザインにも自然に溶け込みます。

自社一貫製作による柔軟なカスタム対応
当社では、仕上げまでのほとんどの工程を自社工房で実施。
そのため、今回のような特注寸法や意匠のオーダーにも柔軟に対応可能です。
竹1本・パネル1枚からの製作も承っております。
熟練の職人が竹の特性を見極めながら、
精度の高い手作業で仕上げることで、
唯一無二の質感と立体感を持つ竹パネルが生まれます。

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