孟宗竹の枝を使った「玉袖垣」

/井上 定治

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孟宗竹の枝を活用した**竹枝玉袖垣(たまそでがき)**を製作し、個人宅に設置させていただきました。今回の工事は、10年以上前に当社が納品した袖垣を新しくやり替えたものです。長年にわたり竹垣をご愛用いただけることは、私たちにとって大変ありがたいことです。

近年はお庭を持つ住宅が少なくなってきていますが、竹垣は日本庭園の風情を演出するうえで欠かせない存在です。孟宗竹ならではのしなやかな枝ぶりを活かした玉袖垣は、和の趣を大切にした庭づくりに最適です。

ちなみに「玉袖垣」の由来は、枝を丸く束ねた意匠が着物の袖に似ていることから名付けられたとされています。伝統的な竹垣の中でも優美な印象を与えるため、住宅の外構や庭園に広く用いられています。

 

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